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2006年12月17日

ムダな大型プロジェクト「チボリ」で福祉犠牲に

 多くの県民・市民の反対を尻目に、岡山市で失敗したチボリ誘致を、倉敷市に押し付け、周辺整備を含め総額700億円もの巨費を投じて建設したものの、経営に失敗し100億円を超える赤字をつくった、これが、岡山県の大型プロジェクトの一つ、チボリの実像です。
 石井県政10年、山陽新聞アンケートで最多数選択肢が「県費投入やめて完全民営化」で、29.2%です。これに対して「今まで通り三セクで県が補助」はわずか、12.7%、県の再建案「県施設として運営は民間に」もわずか、14.9%です。これまでも、これからも県のやり方に厳しい県民の批判があり、「再建の見通しがないなら閉園すべき」が26.5%に上っています。
 この大型プロジェクト破綻のツケは、県民福祉のための施策に回され、高齢者、重度心身障害者などの福祉医療制度が改悪されました。国の医療制度改悪に上乗せした、この県の制度改悪には、県下の市町村からも抗議が上がりました。
 来年の県議選では、ムダな大型プロジェクトで福祉を犠牲にし、県民に被害を与えたのは、どの政党、議員か、が鋭く問われます。

2006年12月01日

破綻に向かうチボリ再生プラン

 デンマークTI社とTJ社・岡山県との交渉難航で、県の再生プランが破綻し始めています。
 県の「再生プラン」は、これまで県補助金だった花壇などの維持管理費(年間5.2億円余)を、「県民公園」の施設管理費とし、指定管理者にTJ社を指名するというものですが、これにはデンマークTI社が不審を抱き納得しませんでした。その一方で、本家としての当然の要求ーコンセプトを守ること、リニューアル投資を求めています。結局、TJ社・岡山県の説得は失敗し、改めてデンマークTI社が倉敷チボリの調査に来た上で、ということで再契約交渉は延期されました。
 しかし、この交渉は、TJ社・岡山県にとって難問です。デンマークTI社の要求を受け入れなければ契約できないのに、その資金余裕は無い。また、デンマークでは、県民に支持されているから公金支出が可能と考えられていて、「県民公園」指定管理者制度といった、わけのわからない公金支出は納得し難いのでしょう。
 結局、県民に支持されていないチボリへの「姑息なやり方」での公金投入をやめること(地代負担を含む)がデンマーク側の理解を得る道です。そして、TJ社が営利目的の民間企業としてデンマークTI社と再契約交渉する、「資金が無い」とはっきり言って交渉するしかありません。
 もしも、交渉決裂となれば、「チボリ」の名は使えないから、TJ社の解散・法的整理しかありません。その場合、純粋な「県民公園」として残すかどうか、県民アンケートなどで県民の意見を聞くべきです。県民の多数が残すことに賛成ならば、クラボウとの公共施設としての低廉な地代交渉が可能(地代は営利目的かどうかで異なる)となるでしょうが、県民の多くは、それを望まないでしょう。結局、クラボウに土地を返すことになるでしょうが、その場合、クラボウの土地利用に市民の声を反映させることが重要です。